宝満山

　昨日、宝満山に登った。宝満山は標高829m、太宰府市の北東にあり、福岡では名峰として名高く、また修験道の霊峰としても有名な山である。
　登山口の竈門神社から山頂まで約２時間。最も登りやすいコースを選んだので極端な難所は無かったが、それでも延々と続く石段は、まるでローキックを打たれ続けているかのように足に響いてくる。気持ちだけが先走るが、脚が思うようについて来ない。途中休憩しては脚を揉みほぐし、ようやく山頂にたどり着いた。写真は我がクラブのメンバーである。山頂で弁当を食べ終えた後、寛いでいるところである。
　この日は娘の入学式であり、女房が一眼レフを使うので、しょうがなくコンパクトカメラで写真を撮った。入学式にも出席せずに山に登る後ろめたさはあったが、「どうせあてにしてないから」とあっさり女房に言われ、これも仕事の一環なのだと自分に言い聞かせ家を出た。

　山登りのクラブを立ち上げかれこれ２年になる。ようやく山登りが趣味と言えるようになってきた。英会話教室での自己紹介の際は、「My hobby is taking a picture and a climbing mountain.」と最近は言っている。 すると必ず外国人教師はこう質問してくる。「Have you climbed Mt. Fuji?」　その内登りたいものである。

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